トヨタ自動車 稼働停止している2工場2ラインを3月4日から再開へ
国土交通省が、豊田自動織機によるエンジン性能試験の不正があった自動車用ディーゼルエンジンについて出荷停止指示を解除したことを受けて、28日、トヨタ自動車は稼働を停止している一部の車両生産ラインを再開すると発表しました。
トヨタ自動車が、3月4日から稼働を再開するのは、トヨタ車体いなべ工場の1ラインと岐阜車体工業本社工場の1ラインで、国内すべての車両生産工場が稼働することになります。
27日、国交省が豊田自動織機によるエンジン性能試験の不正があった自動車用ディーゼルエンジン3機種について、国による試験で、環境基準への適合が確認されたとして出荷停止指示の解除を決定しました。
これを踏まえ、トヨタ自動車は豊田自動織機がディーゼルエンジンの生産を再開し、出荷できるようになるため、稼働の再開を決めたということです。
豊田自動織機は「お客さま、販売店、仕入先をはじめとする多くの関係者の皆さまに、多大なご迷惑をおかけしておりますことを改めて深くお詫び申しあげます。当社は二度とこのような行為を繰り返すことのないよう、しっかりと立ち止まり、法規遵守の再徹底に全社をあげて取り組んでまいります」とコメントしています。