日銀まもなく当面の金融政策決定 「物価上昇率」2.3%から引き上げの見通し 大規模な金融緩和策は継続へ
日銀では28日、当面の金融政策が決まります。円安・物価高が進んでいることから、今年度の物価上昇率の見通しを前回のプラス2.3%から引き上げる見通しです。
世界各国で利上げが相次ぐのとは逆に、日銀は現在、大規模な金融緩和を続けていて、外国為替市場では、ドルと円の金利差が意識され円安が進んでいます。
円安による輸入コストの増加などを受け、9月の消費者物価指数が3%上昇と高い伸びとなっていることから、日銀は今年度の物価上昇率の見通しを前回7月の2.3%から引き上げる見通しです。
日銀が目標としてきた2%の物価上昇率をすでに上回っていますが、今の物価上昇は賃金の上昇を伴わない一時的なものだとして、大規模な金融緩和策は継続を決定する見通しです。