証券会社大手の大和証券は今月下旬に、対話型AI「ChatGPT」の利用を全社員を対象に始めると発表しました。

大和証券グループ本社・板屋篤常務執行役員「まずは使ってみる。使っていろいろ試してみる。次のアイデアが生まれてくると」

大和証券は、対話型AI「ChatGPT」を現時点では一部の部門で導入していますが、今月下旬に全社員およそ9000人が利用を開始すると発表しました。情報が外部に漏れないなどのセキュリティーを強化した上で対象を拡大します。

メールや資料等の文章作成から、英文の翻訳、プログラミングの作成などにも利用を想定していて、大和証券はこうした技術を使うことで業務の効率化を図るとしています。

対話型AIを巡っては三井住友フィナンシャルグループが、本格導入に向けた実証実験を今月から始めると発表していますが大和証券によりますと金融業界での本格導入は、大和が初めてだということです。