欧米の金融機関への信用不安くすぶる 日経平均株価一時200円以上値下がり
欧米の金融機関への信用不安を巡り週明け大きな動きがありました。
アメリカの銀行の相次ぐ経営破綻やスイスの金融大手・クレディ・スイスの経営不安で金融市場が動揺する中、各国の中央銀行は協調して、市場へのドルの供給を拡充すると発表しました。
スイスの金融最大手UBSは19日、スイス政府や中央銀行の支援を受け、クレディ・スイスを買収することで合意したと発表しました。
買収総額は日本円でおよそ4300億円になる見通しです。
一方、日本やアメリカ、ヨーロッパなど6つの中央銀行は協調して、市場へのアメリカドルの供給を拡充します。
市場が混乱した際世界の主要通貨であるドルの資金が不足しないよう金融機関に対して供給を支援するもので、少なくとも4月末まで実施します。
ただ、こうした支援策を受けても週明けの金融市場は不安のくすぶる展開となっています。
東京株式市場は値下がりして取引が始まり日経平均株価は一時200円以上値を下げました。