値上げ“許容度”めぐる発言撤回 日銀・黒田総裁「適切ではなかった」
日本銀行の黒田東彦総裁は、今月6日の講演で「日本の家計の値上げ許容度が高まってきている」と発言し、批判が高まっていることを受け、8日の国会で、発言は「適切ではなかった」と撤回しました。
黒田総裁「家計が値上げを受け入れているという表現は全く適切でなかったということで撤回いたします」
黒田総裁は8日の国会でこのように述べて発言を撤回し、「家計が苦渋の選択として、やむを得ず値上げを受け入れているということは十分認識している」と強調しました。
また、6日の講演の際に引用したアンケートでも「許容度」という表現は使われていないと追及され、「全く不適切だった」と重ねて謝罪しました。