円安進行で鈴木財務相「緊張感持って見守る」 1ドル=144円台まで下落
円安に歯止めがかかりません。円相場は1ドル=144円台まで一気に下落し、今年の最安値を更新しました。
東京外国為替市場で円相場は1ドル=144円台まで下落し、1998年8月以来およそ24年ぶりの円安ドル高水準を更新しました。
オーストラリアが大幅な利上げを決めたことやアメリカの景気の底堅さから「今後も利上げが続く」と改めて意識されたことから、金利の低い円を売って金利の高いドルを買う動きに拍車がかかりました。
わずか2日間でおよそ4円もの円安が進行したことを受けて鈴木財務大臣は次のように述べました。
鈴木財務大臣「今はそうした緊張感を持って推移を見守るということ。しかしこれが継続するということであれば必要な対応を取るということだと」
しかしある市場関係者は「この円安を止めるのは難しい。政府が実際に為替介入することは極めて難しいのでは」と話しています。