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庶民の味「ミズガニ」漁解禁日も悪天候の影響で全漁船が出漁見合わせる

2025年2月19日 17:52
庶民の味「ミズガニ」漁解禁日も悪天候の影響で全漁船が出漁見合わせる
「ミズガニ」漁解禁日も悪天候で漁を見合わせ(19日午前9時半越前町)

「ズボガニ」の呼び名で県民に親しまれている「ミズガニ」の漁は19日に解禁日を迎えましたが、悪天候の影響ですべての漁船が出漁を見合わせ初物はお預けとなりました。

越前町の漁港では、けさ漁師たちが強風や高波に備えて、船を岸壁に固定しているロープに緩みがないか確認していました。

■越前町小型底曳網組合 泉誠会長
「2月は3回しか出漁していない そのうち途中帰港みたいな 1回しかまともな漁をしていない 例年2月は一番しけるが、2回も最強寒波が来るのは珍しい」

カニの殻が柔らかく身がずぼっと取れることから「ズボガニ」と呼ばれ、県民に親しまれるミズガニ。

越前がに漁の終盤となる19日に解禁日を迎えましたが、悪天候のためすべての船が出漁を見合わせました。

■越前町小型底曳網組合 泉誠会長
「新幹線の開業もあって、関東から来る人もミズガニ楽しみにしていると思うので、提供したかったがこればっかりは仕方がない」

冬型の気圧配置はこのあと1週間近く続く見込みで、漁師たちは天候の回復を待って出漁のチャンスを探る方針です。

今シーズンのミズガニ漁はズワイガニと同じく3月20日までとなっていて、例年にも増して貴重な味覚になりそうです。

最終更新日:2025年2月19日 19:09
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