新幹線開業後あわら温泉観光客が14パーセント増加 敦賀駅で特急乗り換えハードルも大きな影響なし
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北陸新幹線県内延伸後のあわら温泉の観光入込数は58万5000人あまりで、前の年の同じ期間と比べ14パーセント増えました。
あわら市によりますと、北陸新幹線が延伸した去年3月から12月にかけて、あわら温泉を観光で訪れた人は58万5170人で、前の年の同じ期間と比べ7万2067人、率で14パーセント増えました。
地域別にみますと、関東地方からの観光客は10万4537人で、前の年の同じ期間と比べおよそ2倍にのぼり、森之嗣市長は「新幹線の延伸効果」と歓迎しています。
一方、特急列車の廃止で敦賀駅での乗り換えが生じ、その影響が心配されていましたが、関西地方からの観光客は18万2984人で、前の年の同じ期間と比べ1万4462人増えた一方、中京地方の観光客は9万2543人で、前の年の同じ期間と比べ2983人減りました。
関西・中京方面からの観光客は主にマイカーであわら温泉を訪れるため、市では、特急列車の廃止で大きな影響はなかったと受け止めています。
森市長は今後、新幹線利用客向けに二次交通の充実にも力を入れたいと話しています。