電気代増加分「価格に転嫁できず」約6割 帝国データバンク
燃料価格の上昇を背景に電気代が上がる中、6割近くの企業が電気代の増加分を価格に転嫁できていないことがわかりました。
帝国データバンクが今月およそ1000社の企業に行ったアンケート調査で、電気代が1年前と比べて「増加した」と答えた企業は93.6%にのぼり、電気代の総額は1年前と比べ平均で39.4%増加しました。
また、電気代の増加分を「全く価格に転嫁できていない」と答えた企業は57.2%と半数を超えました。
企業からは、「原材料費の上昇分を転嫁するのが精一杯で、それ以上の値上げは客足が遠のきそうでできない」などの声が寄せられました。
燃料価格の上昇を背景に電気代が上がる中、政府が2月から行っている総合経済対策で電気代の増加分を補いきれていないことが浮き彫りとなりました。