九州を中心にディスカウントストアを運営しているトライアルホールディングスは5日、大手スーパーの西友を買収すると発表しました。

福岡市に本社を置くトライアルホールディングスは、関東エリアなどでスーパーを展開している西友をおよそ3800億円で買収すると発表しました。西友の全株式を取得し、完全子会社化します。

ディスカウントストアを運営するトライアルは、九州を中心におよそ340店舗を展開していて、店舗には決済機能がついたタブレット付きの買い物カートなどを導入しています。

トライアルは、西友を完全子会社化することで、関東・中部・関西エリアの242店舗を獲得し、人口が集積する地域に事業基盤を確立することが可能となります。

また、西友のプライベートブランド商品や西友が保有する製造拠点を生かし、トライアルはグループ全体の「食」の強化を狙います。

両社を合わせると売上高が1兆円を超えることから、トライアルは規模のメリットを競争力に生かしたいとしています。

完全子会社化はことし7月1日の予定です。