重いものも軽々と 立っているのに座った状態?「アシストスーツ」を体験 農家・介護の現場で注目 出荷数は増加中 福岡
こちらは、力仕事の負担を軽減してくれるアシストスーツです。介護や建設などの現場で、いま注目されています。そのアシストスーツの展示会が福岡市で初めて開かれました。
30日、福岡で初めて行われたのが、最新の「アシストスーツ」の体験・展示会です。
アシストスーツは、力仕事をする時などに体への負担を軽減してくれるものです。
■阿部まみアナウンサー
「まずは15キロの箱を持ち上げてみます。重たい、重いです。びくともしない。よいしょ。ここまで上げるのが精一杯です。」
重い荷物も、アシストスーツを装着すると。
■阿部アナウンサー
「上げられました。ひざにもまったく負担がありません。かなり軽くひょいっと持ち上げられました。」
こちらは、リュックのような見た目のその名も『マッスルスーツ』です
最大の特徴は、電気を使用しないことです。背中のチューブに空気を入れることで、筋肉のような役割を果たし、重いものが軽く持ち上げられます。
■イノフィス・清水大真さん
「農作業で野菜の収穫作業とか、介護施設でおむつ交換をするとか。久留米市の方の農家では40~50軒以上導入いただいています。」
農業や介護などの現場で力を発揮するアシストスーツ。この会社の出荷台数は、2019年までの3年間とおととしまでの3年間を比べると、5倍以上になっています。
会場には、こんなものもありました。
■阿部アナウンサー
「まるでベンチに座っているような感じです。この姿勢がすごく楽です。」
立っていても座ったような状態に。ひざを曲げると、支柱が支えとなり体重を預けることで、まるでイスに座ったような感じになります。これなら、立ち仕事も楽になりそうです。
■アルケリス・北山太一さん
「お医者さんからこういうものが作れないか、立ち仕事で大変困っている、ハードとしてなんとか解決したいというのが、ご要望の一番最初でした。」
長時間立って作業する医療現場や工場などで活躍しているといいます。人手不足や高齢社会が深刻化する中、アシストスーツが課題解決の切り札の一つになるかもしれません。