東温市へ会員制大型スーパー「コストコ」出店を目指して、愛媛県や市が誘致活動を行っていることが明らかになりました。

これはきょう夕方に行われた臨時会見の中で、記者から問われた中村知事が明らかにしたものです。候補地は東温市の約8haの土地とみられます。

出店が決定したものではなく「あくまでも交渉中ということ」ということですが、コストコの東温市への誘致が実現すれば同店にとって四国初進出となります。

「倉庫店」と呼ばれるコストコの店舗は、約5000円～約1万円の年会費を支払った会員が利用可能。家電や食料品、日用品など幅広い商品が販売されているほか、ガソリンスタンドを併設する店舗もあります。

昨年秋にはコストコ幹部来県

画像を加工しています(2023年9月撮影)

コストコ誘致を目指す東温市の人口は3万人あまりですが、約50万の人口を有する松山市に隣接しています。

従来の「川内IC」に加えて新たに「東温スマートIC」の運用も開始されるなど、県内はもとより高速道路を利用することで四国各地からのアクセスも良好。この利便性に魅力を感じた県内外の企業も、近年、東温市へ積極的に進出しています。

約4年前から県と東温市はコストコの誘致活動を実施。複数の関係者によると去年秋にはコストコの幹部が来県し、愛媛県などと意見交換を行ったほか、候補地となっている東温市の状況も視察したということです。

地域経済的にも印象的にも“コストコの誘致”は、他の商業施設の誘致と比べてインパクトが異なるのは間違いありません。

愛媛にコストコは来るのか―。今後の県や東温市の誘致活動に注目です。