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製造発注元が国内回帰も 山形県内外480社を対象にした国内最大級の商談会 新規取引先期待

2024年7月18日 18:05
製造発注元が国内回帰も 山形県内外480社を対象にした国内最大級の商談会 新規取引先期待

山形県内外の500社近い製造企業を対象にした国内最大級の商談会が18日、天童市で開かれました。円安や物価高などの影響が深刻化する中、製造の拠点を国内に移す動きも見られています。

中川悠アナウンサー「こちらの会場では県内外の製造業者の担当者が集まっています。限られた時間の中で実際に資料や製品を見せながら熱心なPRが行われています」

商談会には関東や近畿地方など県内外から合わせておよそ480社の製造業者が参加しました。
ことしは5年ぶりにすべて対面方式での開催となり、仕事を発注したい企業と受注したい企業の担当者の間で活発な話し合いが行われました。

受注企業みよし工業(山形市)「やってることが特殊なもので特殊な技術を望んでいる会社と会えれば。県内のつてだけで仕事していると受注の波が大きくてこういう機会で新たな所と付き合いができれば」
受注企業ジーエフトップ(岩手県)「うちは機械加工なんで金型パーツがメインなんだけど色んな業種ができないと結果的には飯食っていけないからどこにいってもうちにできる仕事を探してくる」

一方、世界情勢の悪化や円安、物価の高騰などを受け、製造を発注する企業の中で国内業者への関心が高まっているといいます。

発注企業キヤノン(東京都)「製造発注先が今、海外から国内に戻ってきているところがあるので物作りに関して山形県の中で期待するところもあるのかなと思って参加した。総合的に技術力を持っている企業に期待している」
発注企業太陽機械製作所(寒河江市)「製造に困っている品物があってそれに対応できる企業探しをしている。今は品物の高騰があるのでそれには沿っていかなければならない」

やまがた産業支援機構経営支援部 奥山泰宏次長「県内の製造業者は自動車メーカーの不正問題などがあって半導体業界もなかなか低迷から立ち上がってなくて非常に苦しい状態にある。人も集まらなくて中小企業は苦戦しているのでこういったところで新しい取引先を拡大して、新規の雇用につながることを期待している」

主催者によりますと、この商談会は製造業者を専門としたものとしては国内最大規模で、毎年100件ほどの商談が成立しているということです。

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