今年収穫されたコメの出来栄えを審査する国内最大級のコンクールが6日、北杜市で開幕しました。記録的な猛暑で厳しい年となる中、山梨県代表を含む国の内外の生産者が自慢のコメの味を競っています。

　国内最大級の米の審査会、その名も「米・食味分析鑑定コンクール国際大会」です。全国有数の「コメどころ」を会場に毎年開催されていますが、今回は県内で初めて北杜市で開かれました。

　審査は7つの部門で行われ、このうち「都道府県・海外」部門には山梨県代表を含む40点のコメが出品されました。

山梨県代表の生産者
「大変な年だったが高温にも適応して甘くてバランスの良いコメができた、わが子の様に思っているので評価されたらうれしい」

　審査では炊きあがったコメの粒の大きさや「つや」、色や香りなどを審査員がじっくりと観察。その後、口に運ぶと何度もかみしめながら、味わいを確かめていました。

　今年も記録的な猛暑となりましたが、 主催者はコメ農家の技術力の高さに感心していました。

　米・食味鑑定士協会 鈴木秀之 会長
「やはり農家さんはすごい、新しい品種でどんどん挑戦しているコメの需要と消費量も減って後継者もいない、これは大変なこと、そんな中でも目標を持って※つくりに関わってほしい

　コンクールは7日も開かれ、各部門の受賞者が決まります。