米中間選挙 ジョージア州で上院決選投票始まる 世論調査では民主党候補がリード
先月行われたアメリカの中間選挙で、決選投票にもつれこんだ南部ジョージア州の上院議員選挙は6日、改めて投票が行われています。
ジョージア州の上院選では、与党・民主党の現職ウォーノック候補と野党・共和党でトランプ前大統領が推薦するアメリカンフットボールの元選手、ウォーカー候補の得票率がいずれも50%に届かず、州の規定により6日、決選投票が行われています。
決選投票が決まって以降、投票日前日までの世論調査の平均値では、民主党のウォーノック候補が、4ポイント近くリードしています。(リアル・クリア・ポリティクス11月11日~12月5日 民主・ウォーノック候補51.0% 共和・ウォーカー候補47.3%)
上院では、民主党がこれまでに全100議席のうち50議席を獲得し、議会の多数派を維持することが決まっています。
今回ジョージア州でも勝利し、議席を51に伸ばせば、法案を審議する各委員会でも主導権を握ることができるため、より安定した議会運営が可能になります。
一方、野党・共和党内では、ウォーカー候補が敗れた場合、推薦したトランプ氏の求心力がいっそう低下する可能性があります。