露、モスクワ市内に対空防衛システム設置か
ロシア国防省が、モスクワ市内の複数箇所にミサイルなどの撃墜が可能な対空防衛システムを設置したと、ロシアの独立系メディアが報じました。
20日、モスクワの国防省庁舎の屋上に、対空防衛システムとみられるものが設置されています。去年の映像には映っていませんでした。
ロシアの独立メディア「ビヨルストカ」などによりますと、対空防衛システムの「パンツィリS1」が、国防省など市内3か所とプーチン大統領の公邸がある郊外の村に設置されたということです。また、モスクワ市内には、地対空ミサイル「S400」も2基配備されたとしています。
この報道について大統領府のペスコフ報道官は、「国防省は、国と首都の安全に責任を持っている」と答え、間接的に認めています。
去年12月、モスクワから200キロにある空軍基地が、ウクライナ側によるとみられるドローン攻撃を受けたことで、首都の防空網の強化を図っている可能性があります。