元日に50年ぶり暖かさのモスクワ「6日から今世紀で最も寒い5日間」
元日に50年ぶりの暖かさを記録したロシアの首都モスクワでは、一転して厳しい冷え込みにみまわれていて、気象当局は低温に対する危険情報を発表しました。
ロシア気象センターによりますと、首都モスクワは5日夜から気温が下がりはじめ、市内の観測所では6日午前7時までに氷点下22.6℃を観測したということです。専門家は「6日から10日まで、モスクワでは今世紀で最も寒い5日間となることが予想される」としています。
気象当局は、モスクワ周辺に非常に低い気温による危険があるとする警報を発表しました。ロシア気象センターは、冷え込みは寒気の異常な軌道にあると分析しています。
モスクワでは元日の気温が4.5℃まで上がり、50年ぶりに記録を更新しました。わずか1週間での激しい寒暖差に、モスクワ市民からは戸惑いの声もあがっています。