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ウクライナ首都キーウ進軍難航で ロシア軍、東部地域に注力か

2022年3月26日 17:47

ロシアのウクライナ侵攻で、ロシア国防省は25日、「東部ドンバス地域の住民の解放に集中する」と述べました。ウクライナ東部の地域で支配を拡大する動きが強まる可能性があります。

ロシア国防省は25日、ウクライナへの軍事侵攻後初めて、外国メディアの参加を認めた記者会見を開きました。会見では親ロシア派が支配する東部の地域での軍事的な成果を強調し、「第一段階の主な目標は達成された」としました。その上で、東部のドンバス地域の解放に集中すると述べました。

作戦が計画通りだとアピールする狙いがあるとみられますが、実際には、ウクライナ軍の抵抗で首都キーウへの進軍ができずにいて、ロシア軍が今後、東部の支配を拡大しようと注力する可能性もあります。

この地域をめぐり、ウクライナ軍は東部の親ロシア派支配地域とロシアが併合したクリミア半島を結ぶ一部の陸上ルートがロシア軍により掌握されたとしていて、要衝となる都市マリウポリが陥落する可能性も高まってます。

アメリカ国防総省の高官も25日、ロシア軍が首都キーウに近づくのをやめたように見えるとする一方、東部の地域では激しい戦闘が続いていると述べています。

一方、アメリカ国防総省はロシア軍がジョージアに駐留する部隊から援軍を送る兆候があるとの分析も明らかにしました。ウクライナに投入されれば、初の本格的な追加部隊の配備となります。

ロシアによる侵攻開始から1か月あまりとなりますが、ロシア軍兵士の死者についてロシア国防省は25日、1351人だと発表しましたが、ウクライナ当局やNATO=北大西洋条約機構は、その数は1万5000人にのぼるとみています。