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イスラエル首相「完全勝利は手の届くところにある」ハマス提示の休戦案を拒否

2024年2月8日 6:26

イスラエルのネタニヤフ首相は7日、「完全勝利は手の届くところにある」と述べ、イスラム組織ハマスが求めていた人質の交換やイスラエル軍の完全撤退などの休戦案を拒否したことを明らかにしました。

ネタニヤフ首相は7日、会見を開き、ハマス側が提案した休戦案を受け入れれば、再び大虐殺が起こり、イスラエルに大きな悲劇がもたらされるとして、「我々は最後まで戦い続ける。完全勝利以外に解決策はない」と述べました。また、あと数か月でイスラエルが勝利するとして、「我々は完全勝利への道を歩んでいる」と自信を示しました。

さらに、ハマスの休戦案について協議したアメリカのブリンケン国務長官に対し、ハマスを打倒した後、パレスチナ自治区ガザ地区が永久に非武装化されることを保証すると伝えたと述べました。

一方、ブリンケン国務長官は会見で、ハマス側の休戦案について、「明らかに不完全な点があるものの、合意できる余地は残されていると考える」などと述べました。その上で、イスラエル側に対しては、ガザ地区での死傷者数があまりに多すぎると懸念を伝えたとしています。