トルコのエルドアン大統領が13年ぶりにイラク訪問 PKKへの対応など協力求める
トルコのエルドアン大統領が13年ぶりにイラクを訪問し、トルコがテロ組織に指定するPKK(クルド労働者党)への対応などについて協力を求めました。
トルコは、PKK(クルド労働者党)がイラク北部で活動しているとして空爆を行い長年、イラクとは緊張関係が続いていました。こうしたなかエルドアン大統領は22日、13年ぶりにイラクを訪問しスダニ首相と会談しました。
両者は、会談で安全保障などについて協議しエルドアン大統領は、イラクがPKKをテロ組織に指定することを期待すると述べました。スダニ首相は、PKKには言及しなかったものの「国家の安全を脅かす組織に対して協力して対処していきたい」と応じました。
また、両国の貿易など経済分野での連携強化を確認しました。
エルドアン大統領が率いる与党は今月初旬の地方選で敗北していて今回のイラク訪問による成果をアピールし支持回復につなげたい思惑もあるとみられます。