中国の習近平国家主席による3期目の政権の発足を受け、アメリカ・ホワイトハウスの報道官は24日、「中国との競争を責任を持って管理する」とした上で、「首脳レベルを含めた意思疎通」の重要性を強調しました。

ジャンピエール報道官「バイデン大統領は、中国との競争を責任を持って管理する一方、 世界と我々の利益が一致する分野では協力することに重点を置いている」

ホワイトハウスのジャンピエール大統領報道官は、「中国国内の政治については、コメントしない」としながら、アメリカとして、中国との競争の管理に重点を置く一方、気候変動問題への対応など、利益が一致する分野での協力も進めていくと述べました。

ジャンピエール氏は今後も「首脳レベルを含めた意思疎通を保つ努力を続けていく」としましたが、来月インドネシアで開かれるG20（＝主要20か国・地域）の首脳会議に合わせた米中首脳会談の開催については、「現時点で共有できる情報はない」としています。