習主席3期目の政権発足 中枢は側近・腹心が占める…さらなる長期政権も視野か
中国で23日、習近平国家主席をトップとする3期目の政権が発足しました。中枢を側近や腹心で固め、一強体制での船出となります。
新しい最高指導部には、習主席のかつての部下で、上海市トップの李強氏が抜擢されるなど、習主席に近いメンバーで占められました。一方で、全員60歳以上と、習主席の後継者になりそうな若手は見当たらず、さらなる長期政権も視野に入れているとみられます。
習主席は海外メディアなどを前にあいさつしました。
習近平国家主席「客観的で真実をもって世界に向けて中国の物語を語ること(を歓迎する)」
3期目政権では、習主席がこだわる台湾統一などをめぐり、各国とのあつれきが深まる可能性があります。