中国共産党“新指導部” 序列2位・李強氏とは?
中国共産党は23日、最高指導部メンバー7人を発表し、新たに習近平国家主席の側近とされる上海市トップの李強氏を昇格させました。
序列2位で最高指導部入りした李強氏は、浙江省出身の63歳。習主席が浙江省トップを務めた時代に秘書長として支え続け、側近の一人といわれています。
李氏は2016年に江蘇省トップに就任。その翌年に開かれた前回・党大会を経て政治局員に選出され、重要ポストである上海市トップに昇進しました。
ただ、上海市が今年春、新型コロナウイルスの感染拡大と2か月以上にわたるロックダウンを余儀なくされたことや、市内を視察していた際に住民から直接不満を訴えられる動画が拡散するなど、不手際も指摘されたため、党内の出世レースから遠のいたとの観測も出ていました。
しかし今回、習主席は自らの腹心を最高指導部に引き上げたことで、党内における習近平「一強体制」がさらに加速しそうです。
李氏は香港メディアなどで、次の首相の有力候補としても取りざたされています。