【解説】記念日を大切に?プーチン大統領の狙いは… ロシアの「戦勝記念日」5月9日にあわせて“勝利宣言”の可能性
「プーチン大統領が5月9日に勝利宣言を目指している」という情報が。この5月9日はロシアの「戦勝記念日」であり、プーチン大統領はこうした記念日を大事にしているといいます。小野高弘・日本テレビ解説委員が解説します。
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「プーチン大統領が5月9日に勝利宣言を目指している」
アメリカのCNNが情報当局者の話として伝えました。この5月9日は、ロシアにとっては大事な日。第二次世界大戦で旧ソ連がドイツを降伏させた「戦勝記念日」です。
実はプーチン大統領、こうした記念日を大事にしているんです。
例えば、2月23日は「祖国防衛の日」。翌日にウクライナ侵攻を開始しました。また3月18日の「クリミア併合を祝う記念日」でも、演説で軍事行動の正当性をアピールしました。そして5月9日の「戦勝記念日」に、勝利宣言を狙っていると言われています。
――その日までに本当にロシアが「勝利」するの?
今、力のいれどころをウクライナ東部に集中し始めました。しかしウクライナは徹底抗戦です。戦闘は長期化するとの見方もあります。それでもプーチン大統領は「勝った」、あるいは「ここまで成果をあげた」とアピールする可能性があり、そんな思惑通りに進むのか世界が注目しています。
(4月13日配信『news zero TikTok』より)