露プーチン大統領 20万人以上の前で“侵攻の正当性”強調
ロシアでは18日、ウクライナ南部のクリミア併合を記念したイベントが開かれ、プーチン大統領は国民に対しウクライナへの軍事侵攻の正当性をあらためて強調しました。
モスクワのイベントでは、会場内と周辺に20万人以上が集まる中、プーチン大統領が演説し、「ロシアの力によってクリミアは成長を遂げた」と強調しました。その上で、ウクライナへの軍事行動を正当化しました。
プーチン大統領「市民を苦難の大量殺りくから救うことが、ウクライナでの軍事作戦の目的だ」
一方、ウクライナで多くのロシア兵が死亡していることを意識してか兵士らをたたえると、会場からは大きな歓声があがります。
プーチン大統領「この軍事作戦で兵士たちがいかに英雄的に行動し戦っているかを我々は知っています」
イベントはロシア国営テレビなどで中継されていましたが、プーチン大統領の演説途中で突然、映像が切り替えられ、事前に録画された別の映像が流れました。
国営テレビでは先日、スタッフの1人が番組中に反戦メッセージを掲げることが起きたばかりですが、今回の出来事についてペスコフ大統領府報道官は、「サーバーの技術的な問題だ」としています。