米“機密文書”流出 逮捕の空軍州兵が裁判所に出廷
アメリカ政府の機密文書とみられる画像が流出した事件で、逮捕された空軍州兵の男が14日、裁判所に出廷しました。
東部ボストンの裁判所に出廷したテシェイラ容疑者は、機密文書を無許可で持ち出した罪などに問われています。
FBI(=連邦捜査局)が裁判所に提出した書面によりますと、テシェイラ容疑者は、空軍州兵のIT技術者としてネットワークの管理に関わり、最高レベルの機密情報にアクセスできる資格を持っていたということです。
当初は機密情報の内容を書き起こして投稿していたものの、今年1月からは文書の画像を投稿するようになり、知人に対し、「職場で書き写しを作っていることがばれるかもしれないと心配になり、文書を持ち帰り、写真を撮り始めた」などと説明したということです。
バイデン大統領は14日、声明を発表し、「文書の信ぴょう性はまだ判断できない」とした上で、「軍と情報機関に対し、機密情報の配布を制限する措置を講じるよう指示した」と強調しました。