世紀の天体ショー「皆既日食」北米大陸で観測
北米大陸では「世紀の天体ショー」といわれる、太陽が月に完全に隠される皆既日食が、日本時間の9日明け方、観測されました。現地から中継で伝えてもらいます。
アメリカ北東部のバーモント州では、1時間ほど前に太陽が月で完全に隠れる皆既日食が観測され、集まった数百人から大きな歓声が沸きました。
今回の皆既日食はメキシコからアメリカ、カナダ南東部にかけての広い範囲で観測されました。
記者「太陽が沈んだような雰囲気です。今、ダイヤモンドリングが、きれいに見えました。そして、辺りが完全に真っ暗になりました。集まった人からは大きな歓声が上がっています」
バーモント州では皆既日食は、およそ3分間続き、周辺が幻想的な雰囲気に包まれた後、太陽が再び姿を見せ、辺り一面が明るくなりました。
次の皆既日食は2026年8月にグリーンランドやスペインで観測できますが、日本で観測できるのは2035年9月になります。