バイデン氏の自宅から別の機密文書見つかる
アメリカのバイデン大統領の個人事務所から副大統領当時の機密文書が見つかった問題で、新たにバイデン氏の自宅からも別の機密文書が見つかりました。
ホワイトハウスは12日、デラウェア州のバイデン氏の自宅のガレージなどから新たに「少数の機密文書」が見つかったと発表しました。
この問題をめぐっては去年11月、バイデン氏の弁護士が個人事務所の整理をしていた際に、オバマ政権で副大統領だった当時の機密文書を発見し、追加の調査が行われていました。
バイデン大統領「私が機密文書や機密資料を真剣に受け止めていることを知っているだろう。司法省の調査にも全面的に協力している」
こうした事態を受けて、ガーランド司法長官は12日、問題を捜査するための「特別検察官」を任命しました。
一方、同じく機密文書の取り扱いをめぐって捜査を受けているトランプ前大統領は、「私に関連する全ての調査をただちに終わらせるべきだ」などと主張し、批判を強めています。
また野党・共和党からは去年11月の中間選挙前に機密文書が見つかっていたにもかかわらず、報道されるまでバイデン大統領が公表しなかったことについて非難する声が上がっています。