ウクライナ情勢 NATOとロシア協議も…
緊迫するウクライナ情勢を巡り、NATO(=北大西洋条約機構)とロシアとの協議が行われましたが、緊張緩和に向けた大きな進展はなく、双方の溝は埋まりませんでした。
NATOロシア理事会は12日、およそ2年半ぶりに開かれ、ストルテンベルグ事務総長やアメリカのシャーマン国務副長官、ロシアのグルシコ外務次官らが出席しました。
理事会後、ストルテンベルグ事務総長は、ロシア軍がウクライナの国境付近に10万人規模とされる部隊を展開していることについて、緊張緩和に向けた行動をとるよう求めたことを明らかにしました。
また、ロシア側がNATOに対し、加盟国を増やさないよう要求していることなどについては、拒否したということです。
緊張緩和に向けた大きな進展はありませんでしたが、協議を継続する必要性を共有したとしていて、今後、ミサイル配備や軍事演習の透明性の向上などについて議論する意向を示しました。