市場攻撃され2人死亡 「露軍は民間人が集まる場所を意図的に攻撃」
ロシア軍はウクライナ東部ドネツク州の制圧を目指し攻撃を続けています。5日、スロビャンシクにある市場が攻撃され、少なくとも2人が死亡しました。
東部ドネツク州のキリレンコ知事は、5日、スロビャンシクの市場が攻撃され、これまでに少なくとも2人が死亡、7人がケガをしたと明らかにしました。
ドネツク州・キリレンコ知事「ドネツク州には砲撃を受けていない安全な場所は一か所もない」
キリレンコ知事はまた、「ロシア軍は民間人が集まる場所を意図的に攻撃している」と非難しました。
こうした中、スイスではウクライナの復興支援を話し合う国際会議が開かれ、支援の原則などを定めた「ルガーノ宣言」を採択しました。宣言では、ロシアを「最も強い言葉で非難」した上で、復興への全面的支援のほか、汚職防止のため、復興に向けた資金の透明性確保などの原則が盛り込まれています。
会議に出席したウクライナのシュミハリ首相は、復興に必要な資金が7000億ドル以上にのぼるとし、「制裁で凍結されたロシアの資金が充てられるべきだ」と訴えました。