台湾総統選挙 ホンハイ創業者の郭台銘氏が無所属での出馬表明
来年1月に行われる台湾総統選挙に向け、ホンハイ精密工業の創業者・郭台銘氏が、無所属での出馬を表明しました。
郭台銘氏は、野党・国民党からの立候補を目指していましたが、ことし5月、党内の選考で新北市長の侯友宜氏に敗れ、28日、無所属での出馬を目指すと発表しました。
総統選挙には、与党・民進党から頼清徳副総統が、最大野党・国民党から侯友宜氏が、第3党の民衆党から前台北市長の柯文哲氏が、それぞれ公認候補として立候補します。
8月の世論調査では、4人の支持率は、頼副総統が37.5%とリードしていますが、郭氏は、「民進党を失脚させなければならない」として、野党共闘を呼びかけており、選挙の構図が変わる可能性もあります。
争点となる中国との関係について、郭氏は、「対話の必要性」を訴えています。