ウクライナ懸念 バイデン大統領、東欧に米軍派遣する考え
ロシアによるウクライナ侵攻の懸念が高まる中、アメリカのバイデン大統領は28日、アメリカ軍を近く、東ヨーロッパに派遣する考えを明らかにしました。
バイデン大統領「近いうちに東欧・NATO諸国に米軍を動かすつもりだ」
アメリカ軍は現在、NATO=北大西洋条約機構の即応部隊を支援するために、最大8500人規模で派遣の準備に入っています。大統領は、派遣する規模については「多くはない」としています。
こうした中、オースティン国防長官は、ロシアがウクライナ侵攻のための準備を整えたとの認識を示しました。
オースティン国防長官「プーチン大統領がウクライナへの軍事侵攻を最終決断したとは思っていないが、明らかにその能力はある」
オースティン長官は「対立は避けられない状況ではなく、まだ外交の余地はある」としつつも、プーチン大統領には「ウクライナの都市を占領するだけでなく、独立を望む地域を承認するなど、様々な選択肢がある」と述べ、警戒感を強めています。