米・バイデン大統領 米最高裁判事に黒人女性起用を明言
アメリカのバイデン大統領は27日、連邦最高裁の判事1人の引退を発表し、後任に史上初めて黒人女性を起用すると明言しました。
バイデン大統領は、引退するリベラル派のブライヤー判事とともに会見に臨み、大統領が指名権限を持つ後任に黒人女性を起用すると明言しました。
バイデン大統領「その人物は連邦最高裁で史上初の黒人女性判事となる。長い間待ち望まれていたことだ」
バイデン大統領は来月末までに指名する意向も示し、同じリベラル派から選ぶ見通しです。黒人女性の起用は、大統領選挙の公約の1つでした。9人いる最高裁の判事は現在、保守派6人、リベラル派3人の構成となっています。
判事が交代してもこの構成は変わらない見通しですが、指名した判事の承認を行う議会上院の多数派を秋の中間選挙で、野党・共和党に奪われる懸念もあることから、バイデン大統領は、早期の交代を模索していました。