ロシア軍、最新の極超音速巡航ミサイル使用か…7日のキーウ攻撃で ウクライナが発表
ウクライナのキーウ科学研究所は12日、7日の首都キーウへの攻撃で、ロシア軍が最新の極超音速巡航ミサイル「ツィルコン」を使ったと発表しました。
ウクライナの首都キーウで7日、高層住宅が攻撃を受け、内務省は4人が死亡し、39人がケガをしたと発表しました。
この攻撃で使われたミサイルの破片をウクライナの専門家が分析し「特徴から見てロシア軍が極超音速巡航ミサイルツィルコンを使用した証拠がある」として、映像を12日に公開しました。また「製造年月日から、最近組み立てられたことを意味する」と分析しています。
「ツィルコン」は、艦船から発射される極超音速巡航ミサイルで、ロシア国防省は2022年に、「1000キロ離れた目標に命中させた」と発表し、去年、実戦配備して「ピンポイントで強力な攻撃を加えることができる」とその精度を誇っていました。
7日の攻撃についてロシアは、「ウクライナの軍需企業に長距離精密兵器などで攻撃した」と発表していました。