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海賊被害400件超、半数以上がソマリア沖

2010年1月17日 20:34

 09年に報告された海賊被害は、08年より100件以上多い406件だったことがわかった。このうち、船が乗っ取られたケースは、ほとんどがソマリア沖で活動する海賊による被害だった。

 国際海事局が17日までに公表した報告書によると、09年に起きた海賊による被害総数は08年比113件増の406件だった。半数以上にあたる217件にソマリア沖の海賊がかかわっており、乗っ取られた49隻のうち47隻はソマリア沖の海賊によるものだった。

 ソマリア沖は、アジアとヨーロッパを結ぶ要衝であるスエズ運河に続く航路にあたり、日本も海賊被害に対応するため護衛艦を派遣するなどしている。

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