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普天間問題、現行案が最善策~米国防次官補

2010年2月1日 21:41

 来日中のアメリカ・グレグソン国防次官補は1日、都内で講演し、アメリカ軍普天間基地(沖縄・宜野湾市)の移設問題について、辺野古(沖縄・名護市)への移設を決めた現行案が最善策であるとの考えをあらためて示した。

 グレグソン次官補は「(現行案は)基地の受け入れ地域の負担を軽減し、同盟の能力を高めるもの。最善の選択である」と述べ、現行案は日米政府が長期間にわたって交渉し、すべての代替案を検討した結果、到達した最善の計画であると強調した。

 ただ、鳩山政権が「計画の見直し」を結論として示した場合の対応については、再交渉の可能性を示唆し、「アメリカの押しつけによって解決を図るつもりはない」と日本側に一定の配慮を示した。