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IAEA事務局長 イランの核開発を非難

2010年6月1日 11:38

 国際原子力機関(=IAEA)・天野事務局長は5月31日、最新の報告書の中で、イランの核開発に関し、平和活動だという確信が持てないと非難した。

 この中で、イランが強行したウランの20%濃縮について、IAEAの求めに応じてカメラの追加設置や抜き打ち検査など監視の強化を受け入れたことを明らかにする一方で、設備の拡大計画を進めていると指摘している。

 その上で天野事務局長は、軍事的なかかわりにおいてイランが依然として話し合いを拒否しており、平和活動だという確信が持てないと非難、国際社会の取り決めに従うよう強く求めている。