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中国が東シナ海での漁解禁 今年は“制限エリア”に台湾海峡も… 漁師「もうどこにもいけない」

2022年8月17日 1:07
中国が東シナ海での漁解禁 今年は“制限エリア”に台湾海峡も… 漁師「もうどこにもいけない」

中国では16日、東シナ海での漁が解禁されました。中国当局は例年、沖縄県の尖閣諸島など外交問題に発展しかねない海域へ行かないよう、漁師たちに指示していますが、今年はそのエリアが拡大。「台湾海峡に近づくな」という新たな指示が出されたのです。

    ◇

中国南部、福建省の漁港では16日、漁の解禁を祝う爆竹の音が鳴り響く中、数百隻の漁船が出港していきました。漁船が向かったのは、東シナ海です。中国が独自に設定している約3か月半の禁漁期間が終わり、一斉に出港したのです。

ただ、中国漁船を巡っては懸念もあります。2016年には、沖縄県の尖閣諸島周辺に200隻以上の中国漁船が押し寄せ、一部が日本の領海に侵入。海上保安庁の巡視船が、退去するように警告していました。

16日に解禁された海域には、尖閣諸島や台湾海峡なども含まれていますが、中国当局は「敏感な海域に入ってはいけない」と指示しました。例年、“政治的に敏感な海域”という表現で、尖閣諸島など外交問題に発展しかねない海域へ行かないよう、漁師たちに呼びかけているのです。

15日、福建省で地元の漁師を取材するとーー。

地元漁師
「行ったのがばれたら処罰される」

――尖閣諸島に行ったことはありますか?

地元漁師
「(これまで)何人も行っていましたが、みんな罰せられました」

漁船には中国当局によってGPSが設置され、警告を無視すると罰則もあるといいます。さらに、今年はその“制限エリア”が拡大され、地元政府から「台湾海峡に近づくな」と指示されたといいます。

地元漁師
「台湾海峡にも、もう行けません。(中国軍が)軍事演習をやっているからね。もうどこにもいけないよ」

中国軍はいま、台湾周辺で活動を活発化させています。アメリカ議員団の台湾訪問の対抗措置として、15日も軍事演習を実施しています。

(8月16日放送『news zero』より)