アメリカ国内でオバマ大統領の出生地を疑う声が高まっていることを受け、オバマ大統領が自ら「アメリカ生まれだ」と宣言した。

　オバマ大統領は６１年にアメリカ・ハワイで生まれた。しかし、共和党の大統領候補に名を連ねる不動産王・トランプ氏が「本当にアメリカ生まれか疑わしく、大統領の資格がないのではないか」と繰り返し主張し、国民の間でもオバマ大統領の出生地を疑問視する声が高まっていた。

　ホワイトハウスは２７日、出生証明書を公表、オバマ大統領自ら「アメリカ生まれ」とあらためて宣言した。オバマ大統領がこうした「うわさ」に反応するのは異例だが、来年の大統領選挙を控え、早期の事態収集を図ったものとみられる。