「ユニバーサル・スタジオ」休園 突然“封鎖”のマンションも… 中国・北京
感染者が増加傾向にあり、警戒が高まっている中国・北京。大型連休中ですが、「ユニバーサル・スタジオ」や周辺の商業施設の営業が停止されていました。また、市内では感染者が立ち寄ったなどとして、封鎖される建物も急増しています。
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大型連休中の中国。首都・北京は、4月22日以降の感染者が350人以上と増加傾向にあり、警戒が高まっています。
北京郊外にある、「ユニバーサル・スタジオ」に行ってみると…
記者(中国・北京、1日)
「あちらのジェットコースター、現在は全く動いていません。連休中にもかかわらず辺りは本当に静かです」
多くの入場者が見込まれていましたが、感染拡大でユニバーサル・スタジオや周辺の商業施設の営業が停止されていました。
突然の休園を知らずに来た人でしょうか?引き返す車もありました。再開の時期は明らかになっていません。
市内では規制が強化されていて、レストランでは、店内の飲食が禁止になりました。テイクアウトや配達のみ販売が許可されています。
また、ショッピングモールや公共施設の多くでは、48時間以内の陰性証明が求められ、市内では感染者が立ち寄ったなどとして、封鎖される建物も急増しています。
NNNの記者が住む北京市内のマンションにも、“外出禁止”の通知が届きました。
記者(中国・北京、1日)
「マンションから知らせがあって、きょうからこのドアの外に一歩も出られなくなりました」
このマンションで1人の陽性が確認されたため、数百世帯を2週間の隔離対象にするというのです。違反すれば“法的な責任”が問われるとの警告も書かれていました。
さらに、部屋には防護服を着た医療関係者らがやってきました。
記者
「家族のPCR検査をしています」
自宅を訪問する形でPCR検査が行われました。