感染拡大を警戒 市民へのPCR検査拡大 イベントは一時中止に 中国・北京
中国の北京で感染拡大への警戒が続いています。26日から住民へのPCR検査を市内のほとんどの地域に拡大したほか、市当局はスポーツイベントや展示会などを一時的に停止するよう求めています。
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新規感染者は1万7000人以上と、感染拡大が止まらない中国。
記者(中国・北京、26日)
「北京を代表する繁華街、王府井の近くでも、このように検査を受ける人の行列が長く続いています」
北京では26日から、住民へのPCR検査を市内のほとんどの地域に拡大、金融街などでも検査の行列ができました。
検査受けに来た人
「(検査は)みんなの健康のためだから、面倒ではありません」
検査は26日から30日まで合わせて3回実施されます。北京市当局では、期間中はスポーツイベントや展示会などを一時的に停止するよう求めています。
北京では先週金曜日・22日以降、70人の感染を確認しています。
感染封じ込めが強化される中、25日から先行して検査が始まった朝陽区では、ロックダウンを警戒した市民らが買いだめを急ぐ姿も一部で見られていて、今後さらに動揺が広がる可能性もあります。