中国・北京で全住民PCR検査など新型コロナ対策強化 ロックダウン懸念で買いだめも
中国の北京市が、新型コロナウイルスの感染拡大を阻止するため、一部の地域で全住民を対象にPCR検査を行うなど対策強化に乗り出しました。ロックダウンへの懸念から買いだめなどの動きも出ています。
北京市内では23日と24日の2日間であわせて36人の感染が確認され、市は24日、中心部の朝陽区で全住民らを対象にしたPCR検査を行うと発表しました。
市内各地には臨時のPCR検査場が設けられ、 住民らが長い行列を作りました。
また、ロックダウンへの懸念から、市内のスーパーなどは買いだめを急ぐ市民らでごったがえしています。
習近平指導部は新型コロナの感染を徹底して封じ込めるゼロコロナ政策を続けていますが、とりわけ首都・北京の感染拡大には神経を尖らせてきました。
今後さらに感染者が増えれば、一段と厳しい措置を取る可能性もあり市民の間にも警戒が広がっています。