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“信号システムは試験段階”上海地下鉄事故

2011年9月28日 16:08

 27日に追突事故が起きた中国・上海の地下鉄では、去年の開業以来、信号のトラブルが相次いでいて、地元メディアは「システムが試験段階にあったのではないか」と指摘する記事を掲載した。

 今回の事故は、信号が故障したため、手動で運行している中で起きた。中国南部の新聞「広州日報」によると、事故のあった地下鉄10号線は来月末までに全自動の無人運転に切り替える計画だった。このことから、「故障が発生した信号システムがまだ最終の試験段階にあったのではないか」と指摘している。

 地下鉄10号線は去年開業したが、上海市当局などによると、7月には信号故障で列車が逆走するなどトラブルが相次いでいる。