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NY株258ドル下落 終値1万655ドル

2011年10月4日 7:59

 3日のアメリカ・ニューヨーク株式相場で、ダウ平均株価は250ドル以上値を下げた。また、ニューヨーク外国為替市場で、円相場が対ユーロで今年の最高値を更新した。

 3日は、ギリシャの財政危機をめぐってユーロ圏の財務相会合がルクセンブルクで開かれ、今後の支援策を協議した。しかし、ギリシャ政府がすでに「今年の財政赤字の削減目標を達成するのは困難」との見通しを発表したことから、市場では、再びギリシャが債務不履行に陥る懸念が強まった。

 一方、アメリカの景気の先行指標として注目される製造業景況指数が発表され、9月は前月比1ポイント上昇して51.6となった。このため、ダウ平均株価は一時、プラス圏に回復したが、その後は値を下げ続けた。こうしたことから、ダウ平均株価は先週末比258ドル08セント安い1万655ドル30セントで取引を終えた。ハイテク株中心のナスダック総合指数は、先週末比79.57ポイント安の2335.83だった。

 また、この株安やギリシャの財政危機を受け、ニューヨーク外国為替市場の円相場は、円に対してユーロが売られ、円相場は対ユーロで今年の最高値を更新した。