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NY株100ドル高で最高値更新 選挙好感

2014年11月6日 8:17

 5日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は中間選挙の結果や雇用関連の指標を受けて100ドル以上と大幅に値を上げ、過去最高値を更新して取引を終えた。

 この日は、アメリカの中間選挙で共和党が上院、下院とも過半数を占めることになったことを受け、市場では買いが先行した。市場関係者によると「議会でねじれが解消されたことで、規制緩和など企業活動を後押しする政策が進むとの期待感が市場で高まった」という。また、民間調査会社による先月の全米雇用報告が発表され、非農業部門の民間就業者数が市場の予想を上回る増加となったことが明らかになった。これを受けて、今週末に発表される雇用統計への期待が高まり、市場ではさらに買いが優勢となった。結局、ダウ平均株価は前日比100ドル69セント高の1万7484ドル53セントとなり、3営業日ぶりに過去最高値を更新した。

 ハイテク株中心のナスダック総合指数は2.92ポイント下げ、4620.72で取引を終えている。