×

救済策受け入れを 仏などがギリシャ説得

2011年11月3日 8:11

 財政危機に揺れるギリシャのため、ユーロ圏各国は先週、救済策をまとめたが、ギリシャ・パパンドレウ首相が、受け入れるかは国民投票で決めると発表。事態打開のため、2日、フランスなどが説得を行った。

 協議は、日本時間3日午前5時前から約1時間半行われた。フランスやドイツの首脳がパパンドレウ首相に対し、救済策が受け入れられなければギリシャの財政破綻だけでなく、世界経済に甚大な影響が出るなどと、速やかに受け入れるよう説得したものとみられる。

 ただ、現地メディアによると、ギリシャ側の姿勢はかたくなで、フランス・サルコジ大統領らは、国民投票を行うのなら、「ユーロ圏に残りたいか」と尋ねるよう求めたものとみられる。このように尋ねれば、ギリシャ国民が救済策を認めざるを得ないという見方からのものだという。