トランプ前大統領「政権は私を適切に守らなかった」SNSで批判 チートル長官辞任受け
アメリカのトランプ前大統領が銃撃された事件で、アメリカメディアは容疑者の男が警備当局の死角を突いて犯行に及んだ可能性があると伝えています。
トランプ氏の銃撃事件をめぐり、アメリカメディアは、射殺されたトーマス・クルックス容疑者が、集会の前に会場でドローンを飛ばして下見をしていたとみられると伝えています。
こうした中、ニューヨーク・タイムズは、23日、現場の映像を独自に分析した結果、容疑者の姿は木にさえぎられてシークレットサービスの狙撃手からほとんど見えていなかったとみられると報じました。容疑者がドローンによる下見で得た情報をもとに、警備当局の死角を突いて犯行に及んだ可能性があるとしています。
こうしたなか国土安全保障省は、シークレットサービスのトップ、チートル長官が辞任したと発表しました。チートル長官は、議会の公聴会で「ここ数十年の警備で最大の失敗であり全責任を負う」とのべていました。
チートル長官の辞任を受け、トランプ前大統領は、SNSで「バイデン・ハリス政権は私を適切に守らなかったため、弾丸を受ける羽目になった」と批判しています。