アメリカ大統領選挙の野党・共和党の候補者レースで、第５戦の西部・ネバダ州は、勢いに乗るロムニー前マサチューセッツ州知事の勝利が確実となった。

　４日に行われたネバダ州の党員集会で、ロムニー候補は得票率４０％を超え、２位のギングリッチ元下院議長を大きく引き離して勝利を確実とした。

　ネバダ州は、ロムニー候補が信仰しているモルモン教（末日聖徒イエス・キリスト教会）の信徒が比較的多いことなどから有利とみられていたが、保守派の中からも一定の票が穏健派のロムニー候補に回った形。

　ロムニー候補「素晴らしい結果だ。ありがとう。私に投票してくれたのは４年前に続いてだね。今回はこの票とともにホワイトハウスに行きます」

　７日は、今回の候補者レースでは初めてミズーリ州など３州で予備選や党員集会が同時に行われるが、ロムニー候補が優位に戦いを進めていて、ギングリッチ候補らは厳しい戦いが続く。