韓国軍は、北朝鮮が「北朝鮮の主張する宇宙発射体」を発射したと発表しました。北朝鮮と国境を接する中国・丹東から中継です。

　　　　◇

北朝鮮が発射したとする人工衛星を乗せたロケットとみられる光は、私たちのカメラでも確認できました。

衛星ロケットとみられる光が上がっていくのが確認されたのは、北朝鮮の衛星発射場がある東倉里の方向で、日本時間24日午前3時51分ごろ、まだ日の出前の夜空に上がっていく様子が確認されました。

私は今、そこからおよそ50キロの中国と北朝鮮の国境にいます。後ろに見える川の対岸が北朝鮮になります。

発射直後はあたりが真っ暗だったこともあり、人の姿は見えませんでしたが、今は空が明るくなり、国境警備にあたる兵士や散歩する人などの姿も確認できました。特に緊張した様子はなく、いつもと変わらない平穏な印象です。

北朝鮮は人工衛星を24日0時から1週間の間に打ち上げると事前通告していましたが、その期間の中でもかなり早い段階で打ち上げに踏み切ったかたちになります。

現地の天気予報では24日の昼間は晴れで、夕方ごろから曇りになるとみられていました。こうした気象条件も考慮して、打ち上げに踏み切った可能性があります。