米政府 ウクライナ避難民に“事前入国申請プログラム”導入
アメリカ政府は25日、ウクライナから避難した人たちを受け入れるため、事前に入国申請ができるプログラムを導入しました。
アメリカのバイデン大統領は先月、ウクライナ人10万人の受け入れを表明していて、ウクライナから避難した人たちがビザなしで入国できるメキシコにいったん入ったあと、アメリカにわたろうとするケースが急増していました。
メキシコ・ティフアナにある国境付近の体育館には、ウクライナからの避難民が連日、数百人訪れたため入国手続きが追いつかず、一時、数日間の待機を強いられる事態となっていました。
アメリカ政府が25日に始めたプログラムは、今年2月11日時点でウクライナに住んでいて、ワクチン接種を完了した人などを対象に最長2年間の滞在を認め、仕事に就くこともできるということです。
アメリカ政府はメキシコに向かわず、ヨーロッパで事前に入国の手続きをするよう呼びかけています。